家政婦が黙殺
某携帯電話のキャリアが会員向けに発行してるメルマガに、1行広告を載せることになって、そのコピーを今日中に考えてほしい、という仕事が突如舞い込む。
何でもいいからとにかく見た人が思わずクリックする文をという注文。
レジを打ちながら、コミックを巻きながら、本を出しながら、あーでもないこーでもないとネタを考える。いろいろ考えた末、
・家政婦も見た?激レアサイトで危険な香りプレゼント
というものに決定。
24文字という縛りがなかなか難しくも面白かった。
なんかそういう制約があったほうが燃えるのは、歌人でライターの枡野浩一っぽいなと思ったりもして。(『広告批評』04年01号の枡野浩一と谷川俊太郎との対談を参照のこと)
そのほかの没ネタとしては、
・お一人様限定100万クリック!でアレがもらえる!?
→なにが限定なんだかわからないのがウリです。
・アレもらえる!何がもらえるかは君の顔に書いてある
→思わず鏡を見たくなるかもしれんが、クリックにはつながらんかも
・全プレチャ〜ンス!パケ死する前に猛クリッッック!!
→ッッッッは荒木飛呂彦のノリで。
・全プレチャンス!母ちゃんには内緒で見ろよ!
→やや思わせぶりな感じ。
ちなみに、この一行広告、今回キャリアのご好意で無料で出させてもらうのですが、普通は300万円ほどするらしいです。うーん、俺の年収とあんまり変わらんやん。(笑)
ということはつまり、「家政婦も見た」6文字が約90万か。俺の何か月分の給料やねーん?
なんか300万使って遊んだ気分ですわ。ははは。