未納のさる

 さて、これを書きながら“行列のできる法律相談所”を見てるんですが、さきほど猿の写真つきで、“美濃の猿”と、テロップが出たんですが、どう考えてもこれ“箕面の猿”だと思うのですが。
 犬山モンキーパークの猿は自販機からジュース買ったりはしないでしょう。檻の中にいるんだから。箕面の猿は……しても不思議じゃないな。おれも、見たもんな。観光客がもってたコンビニの袋をひったくって逃げる猿を箕面の瀧のそばで目撃したもんな。


 さて、昨日の読了本。
『淋しいのはお前だけじゃな』枡野浩一著、オオキトモユキ絵 晶文社
 枡野浩一……やっぱ好きですわ。
 別に短歌という形じゃなくても枡野浩一の言葉が好きでねえ。
 言葉というかその源となる想像力と思考と記憶の形が好きなんでしょうね。 短歌にはぐちゃぐちゃにこんがらがった思考をときほぐし、一本の糸みたいにぴんと伸ばしてくれる作用がある気がするんです。ということを感じるのも、枡野浩一の短歌にふれたからに他ならない。
 というわけで、この本を途中まで読んだときに感じたことを短歌にしてみました。

 この本は 南Q太と離婚した からこそ世に出たのかもしれない

 ま、実際それとは無関係なのかもしれませんが、どうしてもそう思ってしまうのも事実です。そのほうがセンチメンタルでドラマがあっていいじゃないですか?そうでもない?
 オオキトモユキのパラパラマンガのようなイラストがまた荒涼とした雰囲気でいい味出してます。